東北の冬は寒いって話。
ねこまる という言葉を知っていますか?
いや、知らなくて当然。
車のタイヤが雪や泥に取られてはまって動けなくなることを、東北の方言で「ねこまる」と言います。
タイヤに限らずなにかが「はまる」ことを「ねこまる」というわけですな。
つまり、「トランスフォーマー コンボイの謎」で小さいテレビで視認できるかできないかの1ドットくらいの敵の弾をなかなかかわすことができず死にまくり、ゲームがほとんど進まないことも「ねこまった」状態といえるわけです。
で、最近のニュースで首都圏で大雪が降り、多くの方がねこまったというニュースを観るにつけ、
この時期、東北ではある光景がよく目に付きます。
それは、おっさん達がしたり顔で「これだから東京もんは…」という表情でテレビに映る首都圏の「ね困ったちゃんたち」を大上段からさげすむ光景です。
東北では冬場は雪が降ると「タイヤをスタッドレスに替える」「タイヤにチェーンをかける」「窓に張り付かないようワイパーをあげる」「路上に塩をまく」などのさまざまな防雪対策が施され、それらは東北に生きるものにとっていわば常識として捉えられてます。
東北のおっさんたちはほとんど全員と言っていいほど「雪道のプロ」みたいな謎の自負心をもっているため、
「東京もんに対する田舎者のコンプレックス」を唯一発散できるタイミング、および「劣等感が優越感に変わる瞬間」というものが年に一度この時期に訪れるわけです。
その「まったく東京もんが…」という話をするときのおっさん達がする顔が最高にむかつくのですが、この顔がどんな顔か、ということをみなさんになんとか、なんとかお伝えしたい!
『YAWARAの滋悟郎先生が玉緒さんの鶏の治部煮を食べたときの表情』
って言えば伝わる?
…伝わらぬか。
ええい、ならば槍を持て!敵陣に一矢報いてくれるわ!
カテゴリ:その他
2013/2/10 22:30 | Posted by おの